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賃貸のドアにスマートロックを後付けできるか、4製品の公表条件で判定する

適合判定 公開 2026/08/26 スマートロック

SwitchBot・SADIOT・Qrio・SESAMEが公表している取付条件を横に並べました。測る場所がメーカーで違うので、1か所測っただけでは全製品の可否は出ません。

この記事でわかること

  • 4製品とも工事は不要で、両面テープでの取り付けが公式に案内されている
  • 判定に使う寸法がメーカーで違う(ドア枠までと台座端まで)ので、1か所では判定しきれない
  • 取り付けられなかったときの扱いが違う。片方は追加部品で救済し、片方は返品・返金なしと明記している
  • 電池の公表値は前提条件がそろっていないので、日数の大小だけでは比べられない

条件別の結論

総合順位は出しません。あなたの条件に当てはまる行だけを見てください。

この条件ならこれ理由(一次情報)
サムターンの形が一覧に無い、または特殊な場合 SwitchBot ロック Pro 幅0〜23mmの無段階可変で形を問わず掴む方式。対応外の3機種でも、写真を送れば3Dプリンター部品で対応できる場合があると案内している
台座が大きく、つまみ中心から台座端までが30mm前後ある場合 SADIOT LOCK 2 台座が丸型でない場合は31mm以下で取り付け可。Qrioは29.5mm以内で1.5mm厳しい。SwitchBotはこの基準を公表しておらず、判定に入れられない
電池交換の手間を最小にしたい場合 SESAME 5 Pro 公表値は500日以上で最も長い。ただし使用頻度の前提が書かれておらず、条件つきで公表している製品とは同じ土俵の数字ではない

判定に使う寸法がメーカーで違う

取り付けられるかどうかを、各社は公式ページで基準として公表しています。同じことを測っているように見えて、基準そのものが揃っていません。

判定の基準SwitchBot ロック ProSADIOT LOCK 2Qrio Lock Q-SL2SESAME 5 Pro
つまみ中心からドア枠・扉端まで40mm以上40mm以上基準の記載なし本記事では未確認
つまみ回転軸中心から台座端まで基準の記載なし31mm以下(台座が丸型でない場合)29.5mm以内(縦・横の短いほう)本記事では未確認
対応するつまみの幅0〜23mm(無段階可変)ホルダー S / M / L から選ぶ本記事では未確認寸法の記載なし(高さ3段階・幅3段階の調整という説明のみ)
必要な設置スペース記載なし記載なし横56mm・縦85mm(電池交換ぶんを加味して+30mm)本体寸法 105.9×45.0×46.5/56.5mm

SwitchBotとSADIOTは「つまみ中心からドア枠まで40mm以上」を条件に挙げています。Qrioの取付可否ページにこの基準は出てきません。代わりにQrioは「つまみの中心から台座端までが29.5mm以内」で判定します。SADIOTも台座端の基準を持っていて、こちらは31mm以下です。

つまみ中心から台座端までが30mmだったドアを考えると、SADIOTは範囲内、Qrioは範囲外になります。1.5mmの差で結論が反転します。

つまみの形で決まる部分

寸法が収まっても、つまみの形と動き方で弾かれることがあります。ここは各社の書き方がはっきり違います。

形・動きの条件公表されている内容
SwitchBot ロック Pro幅0〜23mmの無段階可変アタッチメントで、一覧に無い形状でも掴む方式。対応外として3機種(SHOWA 516 / MIWA HK / MIWA HP40)を名指しで挙げている
SADIOT LOCK 290度以上動くもの、手を離すと自動的に元の位置に戻るもの、施錠・解錠以外の位置(45度など)でも止まるもの(ガードロック錠前等)は取り付け不可
Qrio Lock Q-SL2しずく型・四角型・丸型などの特殊形状は取り付け不可。回す角度が45度以上110度未満なら右回り・左回りとも対応。MIWA 75PM準拠とMIWA U1準拠は専用アタッチメント(別売)で対応可
SESAME 5 Pro高さ3段階・幅3段階の調整という説明で、対応するつまみの寸法自体は公表していない

手を離すと戻るタイプはSADIOTとQrioが揃って不可と書いています。ここは製品を変えても解決しません。

取り付け方法と、賃貸で気になる部分

固定方法はどれも両面テープです。工事や鍵の交換は必要ありません。

各社の公式ページに書かれている固定方法。2026年8月26日時点。
項目SwitchBot ロック ProSADIOT LOCK 2Qrio Lock Q-SL2SESAME 5 Pro
固定方法 3Mの粘着テープV2.0(粘着面積73.9%増加・粘着剤・固定補強テープ付属)/ネジで固定して設置本体に両面テープを貼り付け/ロックとスペーサーをネジ固定同梱の両面テープ3Mテープ(付属)/SESAMEマグネット(別売)
貼る前の指定 記載なしドアに貼り付けする前に、ドアの汚れを布などで十分に清掃記載なし記載なし
粘着についての注意書き 記載なし記載なしドア面の材質や利用環境により、同梱の両面テープで想定した粘着力が得られないことがある記載なし
原状回復の可否 4製品とも、剥がしたあとの原状回復について公式ページに記載がありません 記載なし記載なし記載なし記載なし

原状回復について書いているメーカーは4社ともありません。剥がせる前提で書かれてはいますが、跡が残らないと保証している記述は見つかりませんでした。賃貸で使う場合、この点は管理会社に確認する必要があります。

取り付けられなかったときの扱いが違う

事前判定の重みは製品によって変わります。ここは価格や機能の一覧には出てきません。

  • Qrio Lock … 取付可否ページの末尾に「ご購入後にお取り付けが行えなかった場合のご返品、ご返金での対応は行っておりません」と書かれています。買う前の採寸がそのまま自己責任になります(採寸シートが配布されています)
  • SwitchBot ロック Pro … 対応外の形状でも、サムターンの写真をサポートセンターに送れば3Dプリンター部品サービスで対応できる場合があると案内しています。MHとMXのつまみは高さ補助パーツが前提です
  • Qrio Lock … MIWA 75PM準拠とMIWA U1準拠については、専用アタッチメント(別売)を足せば対応可と明記しています

買う前に測りきれる自信がないなら、救済の経路を公表している側を選ぶ判断があります。

電池の公表値は、同じ土俵の数字ではない

電池の公表値。前提条件の書き方が製品ごとに違います。
項目SwitchBot ロック ProSADIOT LOCK 2Qrio Lock Q-SL2SESAME 5 Pro
電池の稼働期間 そのまま並べても比較にならないので、下の行に前提を分けています 約9カ月約6カ月本記事では未確認500日以上
公表されている前提 単3形乾電池4本/解施錠を毎日各10回リチウム電池2本/低電力モードならさらに長持ち本記事では未確認記載なし
別売の選択肢 充電式バッテリーで約12カ月記載なし本記事では未確認3.7V充電式電池と3.0V CR123Aの両対応

数字の大きさだけを見るとSESAME 5 Proの500日以上が最も長くなります。ただしSESAMEは使用頻度の前提を書いていません。SwitchBotは「毎日各10回」という条件つきで約9カ月と書いています。**条件つきの数字と、条件なしの数字を引き算しても意味は出ません。**電池交換の頻度を最重視するならSESAMEが有力で、その根拠は「公表値が長い」までにとどまります。

条件別に見るとこうなる

ここまでの公表値を、判断のかたちに直します。

サムターンの形が一覧に無い、または特殊な場合は、SwitchBot ロック Proが有力です。無段階可変で形を問わず掴む方式を採っていて、対応外の3機種についても追加部品の経路を公表しています。

台座が大きく、つまみ中心から台座端までが30mm前後ある場合は、SADIOT LOCK 2になります。31mm以下という基準を公表しているのはSADIOTだけで、Qrioの29.5mm以内では外れます。SwitchBotはこの基準そのものを公表していないため、勝ち負け以前に判定へ入れられません。

電池交換の手間を最小にしたい場合は、公表値の長さでSESAME 5 Proが前に出ます。前提条件が書かれていない点は割り引いて読んでください。

SwitchBot ロック Pro

向く条件

  • つまみの形が一覧に無い、または特殊で、他社の対応表で弾かれた
  • 対応外だったときに追加部品の相談窓口があるほうがよい
  • つまみ中心からドア枠まで40mm以上が確保できている

向かない条件

  • つまみ中心から台座端までの余裕が乏しく、その基準で判定したい(SwitchBotは基準を公表していない)
  • SHOWA 516 / MIWA HK / MIWA HP40 のいずれかに該当する(対応外と明記されている)

よくある質問

Q. 工事や鍵の交換は必要ですか?

必要ありません。4製品とも、室内側のサムターンに本体をかぶせて両面テープで貼る方式です。物理鍵はそのまま使えます。SwitchBotとQrioは、スマートフォンの電池切れに備えて従来の鍵も携帯するよう案内しています。

Q. 賃貸でも取り付けられますか?

取り付け自体はドアに穴を開けずに行えます。ただし原状回復について公表しているメーカーは4社ともありませんでした。剥がした跡の扱いは物件の契約によるため、管理会社への確認が別途必要です。

Q. 測るのはドア枠までと台座端まで、どちらですか?

候補にしている製品によります。SwitchBotとSADIOTはドア枠まで40mm以上、SADIOTとQrioは台座端まで(31mm以下と29.5mm以内)を基準にしています。候補を絞り込んでいない段階なら、両方測っておくと選び直しのときに測り直さずに済みます。

Q. 取り付けられなかった場合、返品できますか?

Qrio Lockは「ご購入後にお取り付けが行えなかった場合のご返品、ご返金での対応は行っておりません」と公式サポートに明記しています。他の3製品については、返品条件を本記事では確認していません。購入前に販売店の条件を確認してください。

Q. 両面テープはどれくらい持ちますか?

耐用年数を数値で公表しているメーカーは見つかりませんでした。Qrioは「ドア面の多様な材質や、多様なご利用環境がございますため」同梱の両面テープで想定した粘着力が得られない場合があると注意書きを出しています。SADIOTは貼る前にドアの汚れを十分に清掃するよう指定しています。

この記事の結論が当てはまらない場合

出典(一次情報)

この記事の数値は、下記のメーカー公式ページに掲載されていたものです。取得日を併記しています。

  1. SwitchBot ロックPro 取り付け可否チェック(SwitchBot公式)(2026-08-26 取得)
  2. SwitchBot ロック Pro 製品ページ・仕様詳細(SwitchBot公式)(2026-08-26 取得)
  3. SADIOT LOCK 取り付け方法(ミネベアミツミ公式ショップ)(2026-08-26 取得)
  4. SADIOT LOCK 製品紹介(ミネベアミツミ公式ショップ)(2026-08-26 取得)
  5. Qrio Lock(Q-SL2)取り付け可否の確認(Qrio公式サポート)(2026-08-26 取得)
  6. SESAME 5 Pro 製品ページ(CANDY HOUSE公式)(2026-08-26 取得)

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